村越祐民前市川市長の惨敗から見えてきた市川市議会議員選挙2023「組織票の脆弱さ」と「新たなチャンス」

改めて、不思議に思いませんか?

現職の市川市長とはいえ、テスラ公用車やスケスケシャワー室で絶賛不人気だった、港区在住の村越祐民氏が、二期を目指して出馬したことです。

自分などは、「市川市民じゃない上、これだけやらかしているんだったら、あきらめるかな」と踏んでいました。

www.sankei.com

 

やらかしていたのに、立候補したワケ。

それには、市川市の低い投票率が関係していると考えられます。
たとえメディアからボロカスに書かれていても、市民に「税金を返せ!」と批判されていても、それはそれ。

投票率が低ければ、組織票が有利に働くのです。

村越氏が立候補した背景には、組織票があったのでしょう。

 

選挙ウォッチャーのちだい氏は、「村越 祐民 48 現 農協や漁協などの各団体を固める」「地元の組織・団体をガチガチに固めている」と書いていました。

note.com

NHKの記事も、「商工会議所や農協の関係者」が村越氏の応援に回ったと述べています。

www.nhk.or.jp

さらに、村越氏を応援していた市議たちも、例えば松井努市議は以前は自民党市川市支部支部長で、現在は竹内清海議員が支部長とのこと。 

画像

商工会議所に農協、漁協、そして自民党市川市支部の元・現支部長。
よっしゃ、組織票で勝てる!

そう思うのは、当然です。なんせ、投票率が低い市川市ですから。

そんな市川市長選挙の投票率は38.75%。やっぱり低かったのですが、な、なんと村越氏の得票数は1割を下回り、現職が供託金没収という愉快な事態となってしまったのです。

これが、市川市議会議員選挙2023に影響しないわけがありません。

 

まず考えられるのは、ガチガチに固いと思われていた(あるいは、自分たちが思い込んでいた)に違いない、自民党市川市支部の元・現支部長の地盤のもろさ。
繰り返しますが、投票率は38.75%だったので、ほぼほぼ組織票で、わずかに浮動票が乗っかった程度。
にもかかわらず、得票数は1割を下回ったということは、脆弱な地盤と組織力なのでしょう。

一般的に、地方議員が地方組織をしっかりと固めて、国政をサポートするという構図があります。
地方議員は、地域の祭りやイベントにこまめに顔を出し、スポーツ団体や○○協議会の理事などを務めて、人間関係を形成しておきます。これが組織票となるわけですね。
同時に、地方議員は地域の利益のために、さまざまな「お願い事」を国会議員にするという形で、持ちつ持たれつの関係といえるでしょう。

ところが、市川市長選挙で組織票を固めたと思われていた村越氏の得票数が、1割を下回ったのです。
これは、地方議員、つまり村越氏を応援していた市議たちが、地盤沈下を起こしていると考えられます。

同時に、地盤を固めてきているのが、田中甲新市長の応援をしていた、市川市議会の会派「創生市川」の市議たちということにもなるでしょうか。
松井市議が、同じ保守派であるにもかかわらず、「創生市川」の市議も含めた22名の市議に訴訟を起こしたのは、もしかしたら沈下していく焦りがあったのかもしれません。悪手ですが。 

こうした入れ替わりは、当然、他の選挙にも反映されるはずです。
参院選についてはともかく、来春の市川市議会議員選挙では番狂わせが起こる可能性が高く、今からワクワクしています。


おそらく、投票率は相変わらず低いでしょう。それで「組織票があるから安心」と油断していると、現職市議が供託金没収(有効投票総数÷議員定数÷10を下回る)という、愉快な事態が繰り返されるかもしれません。

 

ちなみに前回の市川市議会議員選挙の結果は以下のとおり。最下位である42位は、1542票でした。

 

f:id:f_kaoru:20211123084250p:plain

1542票。がんばれば、集められそうな気がしますよね。

市川市には約40万人の有権者がいます。たとえ今地盤がなくても、浮動票を集められたら市議会議員になれる可能性は非常に高いと言えるでしょう。NHK党の佐直友樹議員が、その例。

SNSなどで浮動票を集め、それで新たな組織票を形成すれば、市議会議員選挙で当選できることを証明したといえます。

さらに、今回の市川市長選挙では、組織票の不確かさも露呈したわけです。

来春の市川市議会議員選挙。多くのチャンスが転がっているかもしれません。